和名:ベニシジミ
学名:Lycaena phlaeas
大きさ:15~18 mm
採集できる季節:3〜10
採集できる場所:奈良教育大学の理科棟裏で採集されました。
説明:夏型は春型にくらべて黒っぽくなります。幼虫は、スイバ、ヒメスイバ、ギシギシ、エゾノギシギシ、ノダイオウなどのタデ科の植物を餌としています。これらの写真は前翅の先端がとがっていませんので、♀の写真ばかりです。

北海道(ほっかいどう)、本州(ほんしゅう)、四国(しこく)、九州(きゅうしゅう)、種子島(たねがしま)でみつかります。

かたちの

とくちょう

  • ♂と♀では、前翅(ぜんし)の形にちがいがあります。♂は前翅の先端がとがり、♀の前翅は写真のように丸みをおびています。
  • 前翅表面の地色は、オレンジ色〜赤〜茶色で、黒点列を内側にもち、外縁(がいえん)部には、黒っぽい茶色の帯をもちます。
  • 後翅は、黒っぽい茶色で、縁にちかいあたりに赤い班がめだっており、その少し内側に青点の列があらわれるものもいます。
  • 裏面は、前翅の地色が、オレンジ色で、前翅の外縁と後翅全体が灰色っぽいいろをしており、後翅の外側にちかいあたりに赤い班をもています。
さんこうに

した本

原色昆虫大図鑑I 北隆館

小学館の図鑑NEO昆虫 小学館